|
2007/04/06 金曜日 09:43:01 MDT |
4月5日、スフバートル区裁判所において、JICA川崎真さん殺害事件の公判が行われ、民族主義グループ「ダヤルモンゴル」のリーダー格ツェレンドルジ(27)無職、に求刑どおり死刑の判決が下された。
この事件は、昨年11月、JICAシニアボランティアでモンゴル公共テレビ局に務めていた川崎真さん(69)が自宅で襲われ殺害されたもの。当初の警察発表では複数犯だったが、この日の判決ではツェレンドルジ単独犯による物取りを目的とした偶発的な殺人事件と断定された。
検察側の証言によると、犯行当日の午後3時半ごろ、犯人は川崎さんを自宅前で待ち伏せし、殴る、蹴るの暴力をふるい気絶させたうえで、口にテープを巻き、手足を縛り室内を物色。パソコンその他の金品を奪った。そのうえ、風呂場の浴槽に頭から浸けて溺死させた。
しかし、犯人は殺意を否認。風呂に水があったので蘇生させようと粘着テープをはずし、水に体を浸け、脈を取ったら生きていたと言う。(実地検証の写真を見ればこの発言は虚偽)。ダヤルモンゴルの組織とは無関係な個人的犯行という。ツェレンドルジは早くに両親を失くし、学校は8年生までしか行っていない。6人きょうだいの長男。昨年、中国系レストランの襲撃で逮捕されている。
また、事件後に関与した者として、B.オトゴンダワー(21)、無職、犯歴なしと、Ts.ガンゾリグ(24)、観光マネジメント会社員、犯歴なし、の二人が判決を受けた。前者は盗品の300ドルを犯人と一緒に両替し、犯行を知りながら5000ツグリグを借り使用した罪により3ヶ月。後者は大学で日本語を習得。盗品と知りながら、犯人の要請でパソコン2台のデータを移し替え、日本語システムから英語に変換する作業を行い6ヶ月の実刑に。
この日の法廷でツェレンドルジが全く反省しない態度であったのに反し、二人は終始うなだれ、深く反省している様子であったという。
傍聴席は超満員で、日本人ではJICA、日本大使館などの関係者のほか、遺族からは川崎さんの長男、川崎晴男さんがわざわざ日本から駆けつけ、裁判の一部始終を見守っていた。
気に入りに追加 (30) | この記事を自分サイトに貼り付ける | 閲覧数: 810
|